1970-12-10 第64回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
○黒川参考人 今回のこの法案の問題ですけれども、先ほど弘法参考人からのお話がありましたように、土壌は何といいましても日本の農業生産の基盤でありますので、これを健全な形で保全していかなければならぬということが、われわれ農業団体としては一番大事な問題だと思っております。それには、今回のこの法律のように汚染を防止するというようなこともその一つでありますけれども、生産力を高めるということ、そういうこともぜひやっていただきたい
○黒川参考人 今回のこの法案の問題ですけれども、先ほど弘法参考人からのお話がありましたように、土壌は何といいましても日本の農業生産の基盤でありますので、これを健全な形で保全していかなければならぬということが、われわれ農業団体としては一番大事な問題だと思っております。それには、今回のこの法律のように汚染を防止するというようなこともその一つでありますけれども、生産力を高めるということ、そういうこともぜひやっていただきたい
○黒川参考人 私、参考人の黒川でございます。 私、技術者でありますので、この法案の主として技術の問題を中心にして参考意見を述べさしていただきたいと思います。 この法案の第一の問題といたしまして、ほかの公害法案との関係で、最近急速な鉱工業の発展によって、都市あるいは工場地帯を中心にして非常な公害が起こっているわけでありますが、もしこの排煙と排水、こういうものだけについて公害規制をいたしますとしますと
○説明員(黒川計君) 無菌の下肥を使う場合に、無菌をするやり方につきましては、我々としましては全面的にやりたいという気持は十分あるわけです。ただ現在基本的な生活の指導をやる費用もなかなかとれないような状態にあるものですから、現在の段階ではそこまで行きかねておる状態である、こういうことです。それから厚生省と農林省の問題につきましては、今の御質問のようにまだはつきりしない点があるわけですが、我々としてもいろいろ
○説明員(黒川計君) 人糞尿を使用する場合の問題につきましては、今のお話のようにいろいろ問題があるわけでありますが、現在この特殊な便器を利用いたしまして糞尿を分離するようなやり方でやるやり方と、もう一つはずつと前から三槽便所と言いますか、そういうやり方と二つの方法がありまして、その土地々々に応じまして、我々といたしましてはこれを進めておるわけです。ただ国の予算等の補助金が今のところないわけですが、生活改良普及員
○説明員(黒川計君) 技術的に見た場合に、急に温度が回復しまして、土の中の有機物の分解が盛んになりますと、土の中にある燐酸自身が消えて来るような方向に向いて来ると思うのです。従つて燐酸の不足している場合は、これは勿論やる必要がありますが、一般的にはそういうことは少いのじやないか、こういうふうに考えられるのであります。
○説明員(黒川計君) それは非常にむずかしい問題だと思うのですけれども、急に気温が上つて肥料の吸収が強くなつて、結局窒素肥料を相当一時的に余計に吸収されるようなことになると思うのですが、この際燐酸肥料と加里肥料を追肥したらいいかどうかという問題ですが、燐酸肥料の問題については、元肥に若しやつておれば追肥をする必要はそれほどないのじやないか、それから加里肥料についても、これは技術上非常にむずかしい問題
○説明員(黒川計君) これは普及部としましては、要するに今度の改良普及措置というものが、農民に対してそういう知識を与えるということになつておりますので、今後十分調査をしまして、そういう問題の間違いがないようにやはり農民を指導して行くようにしたいと思つております。
○説明員(黒川計君) 化成肥料の肥効の問題でありますが、実は化成肥料のうちには粒状のものと粉状のものと大体二種類があるわけでありますが、粉状のものについては今までの試験の結果というようなところから見て、大体配合肥料と同様であるというふうに考えておるわけです。それから粒状のものにつきましては、これは特に稲作の場合に粒状になつておるために全層施肥的な効果が認められるようでありまして、普通の粉状の場合よりもいいということは
○説明員(黒川計君) 私は農産課長の黒川でございます。この耕種改善に関する資料は、このほかにもう一つ配つてあると思つて、実は配つてなかつたので、ちよつとまずいのですけれども、大体今お配りしたものと、前の食糧増産第一次五ケ年計画の概要と両方見て、一つ大体の御説明をいたしたいと思います。第一番の種子対策の問題でありますが、これにつきましては、いい種を作るという育種の仕事と、それからそのいい品種ができましたら
○説明員(黒川計君) それでは今回の法律の対象になつております秋落田の問題と酸性土壤の問題について申上げたいと思います。秋落田の面積が全体を入れて約六十万町歩あるわけですが、そのうちの約四十万町歩が土の中の鉄分が不足している、或いは鉄分と硫黄分とのバランスが破れて硫黄分が勝つていると、こういうことによつて起るものであります。その原因といたしましては、勿論自然的な原因もあるわけでありますが、同時に人為的
○説明員(黒川計君) この原種圃と採種圃に私たちが調査をした結果に基きまして原種圃或いは採種圃をずるためにどれだけ余計費用がかかるということを計算したのでありますが、原種圃については大体四千四百円くらいかかる、そのうちまあ三千円、それから麦につきましては三千五百円ぐらいのところを三千円というようなことで大蔵省で予算が通つたのであります。それから採種圃につきましても同様の計算で行きまして我々としましては